お客様の声VOICE
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長年のボランティア活動を本に。ハンセン病への正しい理解と、 差別と偏見のない社会実現のために
Customer Voice 01
●本づくりのきっかけは、活動に一区切りがついたから
私が徳島県ハンセン病支援協会でのボランティア活動を本にしようと思ったのは、2020年2月まで行っていた人権劇・市民劇団「千の舞い座」が解散してから間もなくです。20年に及ぶ活動が一息つき、ちょうどよいタイミングでした。そこからアニバ出版さんを紹介していただき、女社長さんと活動について話しているうちに本が出来上がりました。初めて訪問してから何度か話をして、ゆっくりと1年かけて完成しました。
●出版が徳島新聞の記事になり、多くの反響が
本ができるとすぐに知人や関係者、近所の人にまとめて何冊も配っていったので、知り合いと会うたびに「十川さん、あの本読ませてもらいましたよ」と言われました。またある人には「いろいろな為になることが書いてあるので、ゆっくりと読ませてもらって楽しんでいる」とも言っていただきました。そのほかにも印象に残っている部分を教えてくれたり、「十川さん、私はずーっと最初から順番に読んでいっているので、やっと半分読めたところです」とお話ししてくださったり、感想を書いた丁寧なお手紙をくださった人もいました。
徳島新聞にも本の紹介記事を大きく掲載していただいたので、そのことについても反響があり「新聞に載ったけん、この本は有名になるわなあ」と言っていただいたりしました。
●これまでの活動のすべてと感謝の思い、数々の新聞記事が一冊に
本を読んでくださった人には、私のハンセン病に関するボランティア活動のすべてを知っていただき、本当にうれしい限りです。また、活動を通してお世話になった人々に感謝の気持ちを伝えたいと思っていたところでしたので、その思いを本に込められたことは良い機会でした。数々の新聞記事を一冊の本にまとめられて、気持ちもすっきりしました。
●ハンセン病への理解を深めることで、差別と偏見のない社会へ
徳島県出身のハンセン病回復者の皆さんもだんだんと高齢になり、コロナ禍もあって私のボランティア活動は一区切りを迎えました。これからもハンセン病回復者の皆さんや地域のためにできることをしていきたいと思いますが、まずはこの本をより多くの人に読んでいただき、私の体験を通してハンセン病への理解を深め、差別と偏見のない世の中に一歩でも近づいてくれたら幸いです。